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伊豆下田の南豆製氷を  未来に活かすサイトです。
by nanzu-plus
旧南豆製氷所―下田に残る石造の産業遺産に未来を
お知らせ
・しばらく当サイトの更新が滞っていたことをお詫びいたします。

最新情報
・現在、南豆製氷の解体を回避するため下田内外の有志が奔走中です。
・ただし、購入費用約1億円+構造補強費用約1億円という巨額のコストが
 現在に至るまで最大の難関であることに変わりはありません。
・展開があれば当サイトでもお知らせしますので、その節はご支援のほど
 なにとぞよろしくお願いいたします。

更新情報
・これまでの経緯と現状についてまとめました→「情報」カテゴリへ
・日誌2012.04.04掲載しました→「日誌」カテゴリへ
・日誌2012.04.01掲載しました→「日誌」カテゴリへ

※南豆製氷応援団が現オーナーに建物を返還した2008年末までの
詳しい経緯→「南豆製氷とは」カテゴリ→「これまでの経緯」へ

******************************

伊豆半島の南端、幕末開国で有名な下田の港町地区の入り口に
大正末期から立つ旧南豆製氷所(なんずせいひょう)。

火山島である伊豆が石材の産地だったことから地元の伊豆石で
建造された全国でも珍しい石造の産業遺産です。

1923年建造。2003年に廃業するまでおよそ80年にわたって
水産業界に氷を供給し続けた港町下田の歴史の生き証人。

レトロな景観が観光客に人気のペリーロードまで一直線という
旧町の玄関口に立ち、2004年から展開された保存運動の過程で
内外市民を巻き込んだ多彩なイベントの会場となりました。

一時は下田市が購入して活用する方向で話が進み、その流れの
中で現所有者が期間限定で購入、市内で唯一の国登録有形文化財
にも指定されました。

その後、市が購入を断念したことから所有者も建物の処遇に困り、
解体への手続きが最終段階にきています。

南豆製氷応援団

※南豆製氷応援団は、南豆製氷の保存と活用に向けて広報や
イベント企画など自分たちのできる形で支援活動を行うために
2005年に発足した草の根グループです。
# by nanzu-plus | 2012-04-05 14:08 | 南豆製氷を残そう
20120329 これまでの経緯と現状
※某ウェブサイト経由で南豆製氷についてご質問をいただきました。
以下、その方への回答としてまとめた内容を再構成したものです。

南豆製氷―保存運動の経緯と現状、これまでの失敗の原因について

旧南豆製氷所(なんずせいひょう)は幕末開国の港町下田に残る石造の
産業遺産です。2008年には国の登録有形文化財に指定されています。

1923年(大正12年)に地元の出資で漁業用の氷を供給する目的で
建造され、80年以上も下田を見守ってきた“まち遺産”です。

2004年に廃業。下田市商業協同組合が町の活性化につなげたいと購入、
まちづくり会社の下田TMOに活用案を委託。以後、東京のNPOや、
金はないが協力したい市民有志の南豆製氷応援団も保存運動に参加。

市長も保存に意欲を示し、自らスポンサーを探して奔走、新聞にも寄稿。
下田市役所内に「旧南豆製氷所有効活用検討委員会」が発足。

それからは、市が南豆製氷を購入して市民や観光客の交流拠点として
運営する計画を念頭に保存運動が展開されました。

現所有者も、この流れの中で市を支援するために2006年に南豆製氷を
購入した篤志家です。当初から「市が買い戻すまで2年間の期限付きで
所有する」とコメントされていました。

ところが、残念なことに市は2008年頃に南豆製氷の保存を断念。

保存運動の過程では、市が購入するなら構造補強費を提供するという方や、
自分が購入して市に寄贈するという篤志家も現れました(市がこうした
申し出をなぜ検討しなかったのか、理由はわかりません)。

現所有者も建物の処遇に困り、老朽化が進み崩落などの危険性が
増しているとの指摘を受けて解体やむなしとの考えに至ったようです。

南豆製氷は国登録有形文化財なので、解体するには手続きが必要です。
2009年に解体申請を行った際には文化庁が同意しなかったようですが、
昨年の東日本大震災を受けて行政側の考え方も変わってきたそうです。

2012年3月末現在、南豆製氷はもはや解体を待つばかりです。

保存に失敗してきた最大の原因は、コストが高すぎることでした。

南豆製氷は約1億円で購入したあとも、建物の構造を補強するために
さらに約1億円の資金がかかると言われています。

市民が南豆製氷を購入しようという提案は何度となく浮上しましたが、
コストが巨額すぎて手が出なかったのが実情です。

南豆製氷は機械室・製氷室・貯氷庫の3つの棟が近代的な製氷工程を
現代に伝える全国でも珍しい近代化遺産です。

昔から石材の産地である伊豆ならではの石造建築、港町下田ならではの
水産業を支えた産業遺産、旧町への入り口に建つ抜群のロケーション、
製氷という本来の用途に由来するダイナミックな内部空間…。

なんとか残せないものか―。

現在、下田内外の有志が保存の道筋を求めて奔走しています。

南豆製氷にかかわる新展開などがあった場合は当サイトでご案内します。

どうぞ一人でも多くの友人・知人に南豆製氷のことを伝えてください。

皆様のご支援・ご協力に感謝します。

※南豆製氷応援団が建物を現オーナーに返還した2008年までの詳しい経緯
については→「南豆製氷とは」→「廃業からこれまでの経緯」をご覧ください。

(南豆製氷応援団・事務局H)
# by nanzu-plus | 2012-04-04 23:00 | 情報
日誌 2012.04.04

午後、南豆製氷をぐるっと回ってみた。

パッと見たかぎりでは昨日の暴風雨による甚大な被害は
なさそうだったが、貯氷庫の瓦が数枚はずれて落ちそう。
(この数年で瓦屋根のうねりは激しくなるばかり…)

外から第一製氷室を覗いてみた。

大正末期に建てられた時のまま、近代の製氷工程を
今に伝える、最もダイナミックな内部空間。

とりあえず無事のようだが…。

最もひどい状態なのが人魚橋側の機械室二階のルーバー。

三枚ほど地面に落ちていた。今にも抜け落ちそうな箇所が
他にも見受けられた。内側からちょっと留めるだけでも
安全性は増すのに…。

「補強」するのは無理にせよ、2006年に下田内外の市民や
建築関係者が協力して実施した「補修」ぐらい、やらせて
いただけないものだろうか。

これが下田市内で唯一の国の原簿に登録された有形文化財
かと思うと、涙ちょちょぎれる想いだ。

(南豆製氷応援団H)
# by nanzu-plus | 2012-04-04 23:00 | 日誌
日誌 2012.04.01
解体が迫る南豆製氷。

なんとか残す道はないかと下田内外の有志が動いている。

製氷工場として80年以上も下田の水産業の盛衰に寄り添って、
廃業したのが2004年。以来、保存運動が行われてきた。

一時は市が購入する方向で運動も盛り上がり、2006年には
“市が買い戻すまでの2年間の期限付き”で現所有者が購入。

だが、2008年に市が財政難を理由に購入を断念してしまい
保存運動はとん挫。

この間、市民が購入しようという提案もいくどとなく浮上したが、
高い保存コストに阻まれた。

約1億円で購入してからも安全な場として活用するには
さらに1億円ほどかけて建物の構造を補強する必要がある。

このカネの壁は今も変わらない。道は険しい。

先日ある人が言っていた。下田のまちづくりの話。

よその町で成功したものをいくらもってきてもダメだ、
下田らしいことをしなければ…。

同感。

南豆製氷は伊豆ならではの石造建築。そして、かつて
造船や漁業という海の産業に支えられてきた港町としての
下田の歴史を反映する数少ない建物。

機械室、製氷室、貯氷庫の三つの棟が近代的な製氷工程を
今に伝える全国でも珍しい産業遺産でもある。

新下田橋(人魚橋)がまだかかっていなかった大正末期に
建造され、稲生沢川の河口側からやってくる船を迎えた
シンプルながら端正な三角屋根の“顔”も良いが、下田の
町の人に見せてきた近代的なファサードも捨てがたい。

貯氷庫の外壁だって、この規模で伊豆石が見られる建物が
他にどこにあるのだろう。

先日、ある下田人がこう言っていた。

地元の人間にとって思い出がある旧下田小学校と違って
南豆製氷は工場だったから親しみを感じる市民は少ない。
それでみんな保存にも無関心なのだと。

この8年間、何度も聞いた。もっともな意見だと思う。

でも、下田を訪れる観光客やリピーターには南豆製氷を
旧町内へのランドマークと感じている人はとても多いし、
足場がかけられた姿を見て「改修工事が始まるんですか」
と、たまたま出会った観光客に何度聞かれたことか。

下田は観光を地場産業として育てていくつもりなら、
少しお客様の視点になって考えてみてもよいのでは…。
などと思う今日この頃。


# by nanzu-plus | 2012-04-01 23:00 | 日誌
お知らせ 歴史的建造物の保全・活用フォーラム
失ってから気づいても手遅れ…。

※写真:高度成長の中で失われた旧下田小学校

多くの文化財が価値も知られないまま取り壊されている。

老朽化した民家などは補修・補強・改修して残すことが
できる事実を所有者が知らずに諦めてしまうことも多い。

※日本民家再生協会のサイトをご参照ください。
→http://www.minka.or.jp/

今まさに解体の崖っぷちに立つ伊豆・下田の産業遺産、
旧南豆製氷所の場合は、規模が大きいために保存が
難しいと考えられているが、規模が大きいからこそ、
文化財として価値があるとも考えられるのではないか。

※南豆製氷ブログ→http://nanzu.exblog.jp/

※写真:大正12年に伊豆製氷冷蔵株式会社として建造された南豆製氷

下田の友人がタイムリーなイベントを教えてくれたので
以下、案内チラシから転載します。

※お問い合わせ・参加申込は、静岡県建築士会・事務局まで
(一番下に連絡先を記載しました)。

*************************

歴史的建造物の保全・活用フォーラム

歴史的建造物は、その地域に建つ固有のものであり、
地域の歴史とともに産業や生活と深く結びついた物語が
潜んでいます。そして、そのまちにしかないものだから、
個性あるまちづくりや景観づくりにつなげることができる
大切なものなのです。

しかし、歴史的建造物の価値がわからないままに、
知らないうちに壊されていく現実があります。歴史的な
建物を保全していくために、法律、税制、維持管理の経費、
耐震上の課題など様々な問題を、どのように解決していけば
いいのでしょうか。

地域の文化財建造物を判定できる専門家を育成するため、
建築士会は平成20年度から研修を実施し、122名の
「地域文化財専門家」が育ちました。

建築士会では、地域の文化財建造物について修繕・改修
などの相談を市町や所有者から受けるシステム体制を
整えようとしています。歴史的建造物の保全・活用に
ついて、先進地の事例を学びながら、みんなで考える場を
もつことにより、みんなで考える場にしたいと思います。

日時 平成24年2月10日(金)午後1時15分~5時

場所 静岡県産業経済会館3階大会議室(静岡市)

参加 どなたでも参加自由
   一般県民(建物所有者、管理者等)県市町行政職員・
   教委職員、建築士等(約100名)

内容

13:15 開会挨拶  静岡県建築士会 会長 西山昌行
13:20 基調講演「歴史的建造物の保全・活用とネットワーク」(仮題)
    工学院大学 教授 後藤 治
14:20 保全・活用の活動及びヘリテージセンターの提案
    ・加藤酒店(富士市) 山崎勝弘
    ・横須賀の歴史的建造物(掛川市) 平松郁生
    ・静岡ヘリテージセンターSHCの設置  鈴木貴博
(休憩10分)
15:20 フォーラム
    ・兵庫県・・・ヘリテージマネジャーと兵庫ヘリテージ機構H2O
          沢田 伸
    ・神奈川県・・・スクランブル調査隊と邸園保全活用推進員
          村島正章
    ・意見交換 塩見 寛
16:50 全体講評  工学院大学 教授 後藤 治
17:00 閉会
17:30 交流会(会費制)

主催 (社) 静岡県建築士会 景観整備機構
事務局:TEL 054-254-9381 FAX 054-273-0478
Eメール:honkai@shizu-shikai.com

※写真:2008年に解体された南豆製氷の第二製氷室(現在は駐車場)

# by nanzu-plus | 2012-01-31 21:30 | 情報
緊急企画展 消えゆく下田のまち遺産

下田まち遺産企画No.1 ≪消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所≫

廃業から7年。南豆製氷を取り巻く状況もずいぶん変化している。
下田の景観要素としての重要性はもとより、特に観光資源としての
南豆製氷の価値はむしろ高まっているのではないか。

そんな南豆製氷がいよいよ解体の瀬戸際に立たされている…。

今では誰もが惜しむ旧下田小学校の建物のように、私たちは
南豆製氷を失ってもよいのだろうか。今ならまだ間に合う。

そんな想いから、下記のとおり緊急企画展を開催しました。

・日時: 2011年12月25日(日)~2012年1月9日(月)13:00~19:00
(公式な開催時間は18:00まで。にぎやかしのために19:00まで開けていた)

・会場: 下田市 旧町 いっぷく堂まちだなギャラリー
町店(まちだな)通り、スーパーAOKI並び、カフェバー“茶気茶気”正面

・期間中の来場者総数:177人(市内:94人/市外:83人)
(1月10日は撤収日だったが、見学者あり)

解体の危機を受けて急きょ開催を決めたため広報がゆきとどかない中
ご来場いただきました皆様、ご支援・ご協力いただきました皆様、
まことにありがとうございました。

※開催日誌を更新しています。→「日誌」カテゴリをご覧ください。
※詳しい展示内容も追って掲載します→「報告」カテゴリ

私たちが訴えてきたのは南豆製氷を単に“残す”ことではなく、
残すことで下田の町並みづくりや活性化に“活かしてゆく”ことです。

南豆製氷は下田の大切な“まち遺産”の一つです。

これを契機に“下田まち遺産企画”を続けようと考えています。

詳細はこのブログでお知らせしますので、ご支援よろしくお願いします。

南豆製氷応援団有志


下田まち遺産企画No.1 消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所

南豆製氷は、大正12年(1923年)に伊豆製氷冷蔵株式会社の
下田工場として下田の旦那衆の出資で建造され、最新の技術を誇る
伊豆半島初の製氷施設として当時の業界誌に紹介されました。

のちに南豆製氷と名を変え、80年間にわたり港町下田の漁業の
盛衰と共に歩んだ歴史の生き証人です。

かつて石材の一大産地であった伊豆ならではの、全国的にも希少な
石造の産業遺産で、市内唯一の国登録有形文化財でもあります。

昨年7月に施行された下田市景観条例も、“下田まち遺産”という
考え方も、2004年に南豆製氷が廃業したことを受けて展開された
保存運動の過程で生まれました。

現在の所有者は下田市が買い戻すまで一時的に南豆製氷を購入した
経緯があり、その後市が購入を断念したため建物の処遇に苦慮されて
います。建物の解体に向けた手続きは最終段階まできています。

このままでは下田独自の“まち遺産”である南豆製氷は永遠に
失われてしまいます。

廃業から7年、状況は大きく変化しています。国内では産業遺産
ツアーがさかんになり、伊豆半島ジオパーク構想の中で伊豆石も
“火山の贈り物”と位置づけられるようになりました。景観形成に
力を入れはじめた下田市も数千万円かけて旧澤村邸を改修しています。

今なら南豆製氷にも新たな保存・活用の可能性が描けるのでは
ないでしょうか。

(南豆製氷応援団有志)

# by nanzu-plus | 2012-01-11 00:00 | 情報
2012.01.09 消えゆく下田のまち遺産展
下田まち遺産企画No.1 ≪消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所≫
来場者:13人(市内:13人/市外:0人)(スタッフ除く)

南豆製氷がいよいよ解体の危機に直面しているとの報を受けて
あらためてその価値を訴えようと16日間にわたって開催してきた
緊急企画展が最終日を迎えた。

今日は東京の仲間である建築家のTさんが駆けつけてくれた。

スタッフ以外には市外からの来場者はなかったが、これまで南豆製氷に
関わってくれた人たちを中心に下田人が次々と立ち寄ってくれた。



この方も再びギター持参で登場(笑)。

終了時間を過ぎてからA夫妻が来場。旧町内の自宅の裏に古い蔵があるが、
往来からはまったく見えない。先日、教育委員会が京大の先生と調査にきて
初めて建造年代が幕末期であることが判明した。専門家の話を聞いて
お二人とも蔵の価値を少し見直したようだった。

A夫人は南豆製氷で開催されたイベントへも一度足を運んだそうだが、
その時は建物内の湿気を帯びた匂いが鼻についてすぐに外へ出たそうだ。

それでも、帰りぎわに展示されていた南豆製氷の写真を見た夫人は
「こうして写真で見るといいわね」と言っていた。

開催期間中にご来場いただきました皆様、準備・撤収はじめ様々な形で
ご支援・ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。


港町下田の歴史の生き証人である伊豆石造りの産業遺産・旧南豆製氷所を
残して活かしてゆけるよう、引き続きご理解とご協力くださいますよう、
なにとぞよろしくお願いいたします。

(南豆製氷応援団 H)

# by nanzu-plus | 2012-01-09 23:00 | 日誌
2012.01.08 消えゆく下田のまち遺産展
下田まち遺産企画No.1 ≪消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所≫
来場者:8人(市内:2人/市外:6人)(スタッフ除く)

今日は開館から観光客の道案内が続いた。

来場者の中に半世紀ぶりに帰郷したというご婦人がいた。下田のまちの
変貌ぶりに驚き、今は毎日のようにあちこち散策しながら記憶の中の
懐かしい姿を重ねていると話していた。

自他共に認める南豆製氷応援団“東京支局長”Yさんも駆けつけてくれた。



栃木県からの観光客夫妻。今夜は下田泊、明日は熱海へ行く予定だが
観光マップを持たずに伊豆急下田駅前から国道に沿って歩いてきたので、
まだ観光スポットを何も見ていないという。下田は自由に歩けば歩くほど
発見があるので決まったルールはいらないけれど、数時間だけ散策したい
観光客のために基本の散策ルートを示してもよいのかもしれない。

夕方、いっぷく堂まちだなギャラリーのはす向かいにある中華料理店の
マスターAさんがギター持参で来場、自作の曲を演奏してくれた。

南豆製氷でのイベント写真はやっと2005年の分を貼り出すことができた。

会期は明日までだが、自宅のプリンターが壊れる前に最後の力を振り絞って
印刷してくれた(苦笑)2007年までの写真だけでも展示して、せめて
ブログに掲載したい。


(南豆製氷応援団 H)

# by nanzu-plus | 2012-01-08 23:00 | 日誌
2012.01.07 消えゆく下田のまち遺産展
下田まち遺産企画No.1 ≪消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所≫
来場者:8人(市内:5人/市外:3人)(スタッフ除く)

昨夜、自宅の資料の山から懐かしいものが出てきた。南豆製氷の保存を訴える
最初の大型ポスター。故郷の下田でカフェバーを経営しながらまちづくりに
取り組むWさんにデザインを依頼したものだ。さっそく展示に加えた。

今日はさすがに観光客は来なかったが、下田内外の知り合いが立ち寄ってくれた。
ギャラリーの掃きそうじをしてくれたり、コーヒーメーカーを貸してくれたり
お菓子を差し入れしてくれる。南豆製氷の保存運動はたくさんの方たちの
カンパも含めた有形無形の支援によって続けられてきた。本当にありがたい。

南豆製氷でのイベント写真を展示するため、これまで展示させてもらっていた
下田の伽嶋清華さんが南豆製氷をモチーフに制作した切り絵の印刷版をはずした。

伽嶋さんは南豆製氷応援団のメンバーでもある。2005年に南豆製氷で初の
個展を開催、これまで応援団のチラシにも多くの作品を提供している。





生まれ育った下田や伊豆の風景や風物を鮮やかに切り取って作品にしてきた。
2011年には国内有数の公募展である二科展に初入選。≪下田が好き!≫
ポスターの原板も彼女の作品。古き良きものを守り伝えたいと願う仲間の一人だ。


(南豆製氷応援団 H)
# by nanzu-plus | 2012-01-07 23:00 | 日誌
2012.01.06 消えゆく下田のまち遺産展
下田まち遺産企画No.1 ≪消えゆく下田のまち遺産-旧南豆製氷所≫
来場者:8人(市内:7人/市外:1人)(スタッフ除く)

下田のSさん来場。そういえば2005年に南豆製氷の機械室を会場に
仲良し4人で音楽演奏会を開いてくださった。招待された友人知人が
集まって、花束贈呈などもあって、和やかなコンサートだった。
(写真は2005年のイベント時の様子)

保存運動をしていた南豆製氷応援団が企画したイベントばかりでなく
市民がみんなで様々な使い方をしながら残していければと考えていた
ときだったので、その第1号となっていただいて嬉しかった。

そのS氏も、下田市が購入する流れに沿う形で現所有者が南豆製氷を
買ってくれた経緯を知らなかった。こうなったら、残すために下田出身の
資産家に協力を呼びかけるべきだと話していた。

いま一人、下田の知り合いのWさんも来場。じっくり見て行ってくれた。
今年開催予定のある会合のテーマをジオパークでいこうと計画中とのこと。

中世から伊豆で産出されてきた伊豆石も、伊豆が海底火山だったからこそ
生まれた“火山からの贈り物”。そして地元の石で建造されたと伝わる
南豆製氷は半島最大の石造建築。2012年夏にまずは国内認定を申請する
伊豆半島ジオパーク構想に位置づけて活用することもできるのではないか。

※伊豆半島ジオパーク推進協議会オフィシャルサイト→http://izugeopark.org/conf/

夕方、近くのスーパーにちょっと買い物に行ってギャラリーに戻ると、
下田在住の絵本作家、鈴木まもるさんが待っていてくれた。世界的な
鳥の巣コレクターでもあるまもるさんも2005年に南豆製氷を全館フルに
使って絵本の原画と鳥の巣コレクションの展覧会を開催した。
(写真は2005年のイベント時のもの)

まもるさんの絶大な人気もあって、後にも先にも最も多くの来場者を
集めた素晴らしいイベントだった。あの展覧会を覚えていて今回の企画展に
足を運んでくださった“まもるファン”も何人もいた。


応援団が日々の管理運営を担当していた2005年から2008年までの4年間に
南豆製氷を会場に下田内外の様々な人たちが実に多彩なイベントを開催した。

最後まで氷を製造していた工場だったため下田市民にもなじみ深い建物とは
いえなかった南豆製氷へ一人でも多くの人に実際に足を運んでもらおうと、
毎月数回の企画を打ち続けた。年に何回も下田を訪れるリピーター観光客の
中には次回の企画を楽しみにしてくれる人たちもあった。

だが、残念ながらそのことを肝心の下田市民のほとんどが知らない。

だからこそ、今回の企画展では南豆製氷でのイベントの写真を展示したいと
思っていた。ただ、欲張って展示内容が多岐にわたって準備が後手後手に
まわったために未だに展示できないでいた(おまけにうちのプリンタの
寿命が尽きてカラー写真が印刷できなくなったという事情も…orz)。

今日はようやく(プリンタが最後に吐き出してくれた)イベント写真を
貼り出す準備に入った。会期はあと3日だが…。

(南豆製氷応援団 H)
# by nanzu-plus | 2012-01-06 23:00 | 日誌
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南豆メモ
このままでは解体

解体手続きは
最終段階へ。


有志が保存を
求めて奔走中。


経緯と現状を
まとめました
→「情報」へ。

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