伊豆下田の南豆製氷を  未来に活かすサイトです。
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2012年 10月 12日 ( 1 )
日誌 2012.10.12 市長とアポ
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所有者に提示された猶予期間はあと19日。何ができるのか。

今日、五月雨式に集まってくる署名を市役所に追加提出してきた。
週明けには市長にお会いできることになった。

南豆製氷は約1億円で購入できても構造を補強しなければ活用できない。

89年前の大正末期に建造され21世紀まで本来の任務である水産業向けの
氷を製造してきた工場の鑑ともいえるこの建物は、2004年に保存運動が
起こるまで文化財として意識されていなかった。働き続けた建物は
当然ながらあちこちガタがきている。

当初から購入費用と補強費用に合計2億円ほど必要と言われてきた。
ナマコ壁と伊豆石の古民家などの保存とはケタが違うこの「2億円」
という金額がこれまでずっとネックになってきた。

港町下田の近代化を支えた文化財としての価値、伊豆の石造の伝統と技を
今に伝える“下田まち遺産”としての価値そのものを重視して市民の
共有財産として守るのは本来は自治体の任務だろう。
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だからこそ、下田市も2005年から2008年にかけて南豆製氷を購入して
活用することを念頭に動いていた。その流れの中で市が購入資金を
捻出するまでのピンチヒッターとして現所有者に購入していただいたのだ。

その市がいつの間にか購入を断念。これを受けた所有者の意向が
わからなかったこともあって、2008年以降は草の根の保存運動も衰退。

資金調達もさることながら、2億円の投資を効率的に回収できる事業計画は
なかなか出てこなかった。

それがここへきて伊豆半島ジオパーク構想が出てきたことによって
南豆製氷を取り巻く状況は大きく変わったのではないかと思う。
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南豆製氷は地元で採石された凝灰岩でできている。そしてジオパークでは
伊豆石は“火山からの贈りもの”。伊豆の石造の伝統は地球の火山活動が
もたらした恩恵と共に歩んできた伊豆の人々の歴史だ。

伊豆半島は噴火をくり返しながらプレートに乗って移動してきた火山島が
本州に衝突して形成された。日本で唯一フィリピンプレートに乗っている
稀有な地域なのだ。この9月にはジオパークとして国内認定された。
今後世界認定される可能性も高いのではないか。

橋やトンネルを除く半島最大の伊豆石建築である南豆製氷はジオスポット。
下田のみならず、南伊豆地域のジオサイトやジオスポットを紹介する
ビジターセンターやミュージアムとして活用すれば、投下資金を回収できる
事業の青写真が描けるのではないだろうか。

文化財としての価値を核とした観光資源としての可能性がようやく見えてきた
この時期に、この建物が来年の建造90周年を見ることなく失われるのは
持てる宝を自ら破壊するようなもの。あまりにもったいない。
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(H)
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by nanzu-plus | 2012-10-12 23:00 | 日誌


南豆メモ
南豆製氷 消滅


これまで建物を
残してくださった
所有者に向けた
≪ありがとう募金≫
2013.11.30 終了
合計:36万3,593円

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下田TMO
NPO地域再創生プログラム
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