伊豆下田の南豆製氷を  未来に活かすサイトです。
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2013年 01月 18日 ( 3 )
日誌 2013.1.18 ≪南豆製氷1923-2013≫
2013年1月18日(金)

大正12年建造の南豆製氷は90周年の正月を迎えた。まったく奇跡的。

所有者が国登録有形文化財である建物を「9月から全解体する」前提で
書類を提出して、文化庁がこれを受理したのが2012年の夏だった。

だが、10月に入っても工事が始まる気配がない。意を決して所有者に
電話して買い手を探しているので解体を待っていただくようお願いしてみる。
初めていただいた“猶予期間”は10月末まで。急ぎ東伊豆の協力者に伝える。

残念ながら約1億円の案件を他県の相手とまとめるには時間が足りなかった。

10月31日の夜、所有者に電話でそのことを伝える。これで万事休すか。

建物がまだ立っている間は希望を持ってできることをやろうと思ったが
自分の仕事が立て込んで身動きが取れないまま時間だけが過ぎていった。
それでも一日一回どんなに忙しくても南豆製氷の写真を撮ってブログに
掲載していたが、11月半ばにはさすがにあきらめかけた。

ところが12月になっても南豆製氷は立っている。これはひょっとすると、
90年目の正月を迎えられるかも知れない。記念に何かできないものか。
いま一度、南豆製氷に注目してもらえるし、会場で署名を集めることもできる。

でも、イベント開催中に解体工事が始まったらどうしよう。

いや、年明けから工事が始まるとしても、とにかく元旦に建っていてくれたら、
90年間下田の町を見守ってきた“まち遺産”に敬意を込めて写真展をやろう。

…と、長くなったが、こんな経緯で今回も急きょ展示を行うことになった。

これまで使っていた町店通りの“いっぷく堂まちだなギャラリー”は、
下田を舞台にしたアニメ『夏色キセキ』のファンセンターになっているので
別の会場を探した。下田の町中には市民が気軽に使えるスペースが少ない。
それ自体も南豆製氷を保存したい理由のひとつなのだ。

今回は運よく伊勢町通りの空き店舗を貸していただけることになった。
椅子と机は中央商店街から借用できた。関係者に感謝します!

開催を前日に控えた18日、軽トラックで備品を搬入。

この40分の1模型は2007年に東京の建築家、構造家、学生らが制作したもの。
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下田市が購入・活用を目指していた頃は市民文化会館に展示されていた。

市が計画を断念してからは応援団が引き取って保管。以後イベントがあるたびに
センターピースとして展示してきたが、さすがに歪みが目立つようになった。
展示に耐えられるのは今回が最後になるかも知れない。

さて。肝心の設営作業は難航しまくった。写真を貼る壁面がないので
値段の安い遮光シートを使ったのだが、表面に凹凸があるので貼った先から
写真がはらはら落ちてくる…。別の方法で展示するしかない。

さらに、自分がギックリ直前の腰痛で脚立の上り下りもおっかなびっくり、
このペースではとても展示が間に合わない(汗)。

そんなわけで19日からの開催は不可能になりました。申しわけありません。

※南豆製氷応援団の公式日誌ではなく、個人的な日誌です。ご了承ください。

(南豆製氷応援団H)
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by nanzu-plus | 2013-01-18 23:00 | 日誌
写真 2013.1.18
f0009157_2211781.jpg

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by nanzu-plus | 2013-01-18 22:09 | 南豆製氷の画像
≪南豆製氷1923-2013≫建造90周年記念写真展
≪南豆製氷1923-2013≫ 建造90周年記念写真展

・日時:2013年1月19日(土)~27日(日) 10:00~19:00
・場所:下田市旧町内 伊勢町通り“ハリスの足湯”隣の空き店舗

※写真:南豆製氷の前身、伊豆製氷冷蔵株式会社(大正12年『賀茂郡勢概要』)
f0009157_3262363.jpg

伊豆の港町下田に大正末期から立つ国登録有形文化財・旧南豆製氷所
(なんずせいひょう)は2013年に建造90周年を迎えました。

当時最先端の機材を導入して伊豆半島で最初に建造され、80年間も
地域の水産業を支えた国内では珍しい木骨石造の近代化遺産です。

伊豆の石材・石造の伝統と術を今に伝える最大の石造建築として、昨年
9月に認定された伊豆半島ジオパークの“ジオスポット”に値する建物です。

近年ようやく定着しつつある“下田まち遺産”や下田市景観まちづくり条例
(2010年施行)も、内外の市民やまちづくり組織が行政と共に取り組んだ
南豆製氷の保存運動から生まれました。

レトロな町並みで観光客にも人気の“ペリーロード”に至る旧町の玄関口に
立つ南豆製氷は、保存運動がさかんだった時期には住人と旅人の交流と
表現の場として開放されていました。

保存をめぐる紆余曲折を経て今や解体を待つばかりの状況に直面していますが、
下田の人々の営みを90年の長きにわたって見守ってきた町の歴史の生き証人に
敬意を込めて写真展を開催し、改めてその価値と保存を訴えたいと思います。

ポスターのダウンロード
チラシのダウンロード

下田市に南豆製氷の保存・活用の再検討を要望する署名は、解体が
確定するまで希望を持って継続しています。私たちが所有者と市に
関心を示すことが重要です。

下田の大切なまち遺産を次代へ活かすため、皆様のご理解とご協力を
なにとぞよろしくお願いします。

・署名用紙のダウンロード→ http://nanzu.exblog.jp/ トップ画面から
・Facebookからの署名→ http://www.facebook.com/nanzuseihyou/

・主催:南豆製氷応援団
・連絡:0558-22-3166(はなぶさ)
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by nanzu-plus | 2013-01-18 03:00 | 情報


南豆メモ
南豆製氷 消滅


これまで建物を
残してくださった
所有者に向けた
≪ありがとう募金≫
2013.11.30 終了
合計:36万3,593円

::Links::::::::::::::::::::::::::::::
下田まち遺産連携会議
下田TMO
NPO地域再創生プログラム
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