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南豆製氷を2006年に購入してから2013年の建造90周年まで
コストとリスクを負いながら残してきてくださった所有者の方へ 感謝を表わす≪ありがとう募金≫にご協力いただいた 東京のHCさんかの下田市長宛てのメッセージです。 ご本人の承諾を得てご紹介させていただきます。 ******* 下田市長 楠山 俊介 殿 旧南豆製氷所が解体されると聞き、いてもたってもいられなくなり、 このようなメールを書かせていただいております。 私が20代の頃、ほんの3年ほどですが、南伊豆に住んでおりました。 下田はとても馴染みがあり、大好きな街です。 最近はそう頻繁に下田を訪れることができなくなってきましたが、 ここに帰って来ると、下田の変貌ぶりにさみしい思いをすることが 幾度かありました。 ずっと暮らしていると大きな変化を感じないものですが、 長らく離れていると見える事もあります。 古い建物がひとつひとつ姿を消し、新しい箱ものが造られ、地形が変わる。 そして今回の旧南豆製氷所の取り壊し。 国登録有形文化財でもある貴重な産業遺産を取り壊すことは、 これまで培われてきた下田の歴史、文化の証を壊すことですし、 貴重な観光資源を失うことにもなります。 私のような東京在住の人間が何を期待して下田を訪れるか? 破壊しては新しいものを造り続ける東京と同じもの、同じ風景を 求めてはいません。他の観光地と同じような造りの公園や、お土産処には あまり魅力は感じません。 下田ならではの文化や風情を楽しみたいと、期待してやってくるのです。 ほかの観光地と同じ風景、おなじものしかないのなら、 わざわざ伊豆急行線の終点まで時間をかけて来なくても、 熱海や伊東に行けばよいのですから。 旧南豆製氷所では、これまでさまざまなアートイベントなども 行われていると聞きました。ということは、文化財、観光スポットとして だけでなく、文化の発信スペースとして、観光客だけでなく 地元の人々にとっても魅力的で刺激のある場所となる可能性が あるのではないでしょうか。 旧南豆製氷所は下田市唯一の国登録有形文化財だそうですね。 そんな貴重なものを壊すなんて、 「下田は、なんて知的レベルの低い街なんだ!」(失礼!) と思われることでしょう。 一度壊してしまったら、決して元に戻りません。 なくしてしまってから、後悔しても遅いのです。 国登録有形文化財でもある旧南豆製氷所がどれだけ価値のあるものか、 それを残すためにお金がかかるなら、どのように活用したら、 お金が作れるのか?その議論をぜひ行っていただきたいです。 *******
by nanzu-plus
| 2013-03-31 13:00
| 南豆製氷を残そう
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南豆メモ
南豆製氷 消滅
これまで建物を 残してくださった 所有者に向けた ≪ありがとう募金≫ 2013.11.30 終了 合計:36万3,593円 ::Links:::::::::::::::::::::::::::::: 下田まち遺産連携会議 下田TMO NPO地域再創生プログラム カテゴリ
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